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Channel: 英語ができない人のための通信講座
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ネイティブ発音の英語を学んでも・・・

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From Kei

我々の母語は日本語です。
発音にとどまらず、語彙、表現、瞬発力等々すべてが最高レベルに位置しています。

しかし外国語となるとどうでしょうか?

バイリンガル、トリリンガルでもない私たちが日本語と同じように他の言語を運用できるでしょうか?
普通できないでしょう。

それにもかかわらず、
無理やり(例えば英語であれば)BBC放送を聞いてみたり、WALLSTREETJORNALを現地人と同じ早さ、同じ理解度を求めて読もうとしたりする人のなんと多い事でしょう。

~言語の共通点~
世界には数千という言語が存在していますが、
どの言語にも共通している要素があります。
それは何でしょうか? 日本に長いこと滞在して日本語をかなり高いレベルで操れる外国人の人全員に共通している点があります。(もちろん海外に住み続けていて現地語をマスターした人も全く同じです)。
それは・・・ 「わざわざ考えなくてもその光景と言葉が出てくる」ということです。

わかりにくいですか?
例えば、あなたは休日に家族とショッピングをしに来たとしましょう

綺麗なデパートにルンルン気分であなたが最初に足を踏み入れると、床がキラキラと輝いているではありませんか。

そのままいつもどおり歩くと突然右足の踏ん張りが効かなくなり、ズッテンとすっ転んでしました。

あなたは後に続いて入ってくる家族に向かってこう言います。
「気をつけて!床滑るぞ!!」

こういうとっさの注意を喚起するような一言が出てくるかどうかです。
この場合英語だったら
Watch out! (The floor is very slippery) とかが適当なのでしょうか。

多くの日本人は良い意味でも、悪い意味でも受験英語に毒されています。
受験英語の能力を駆使してそれらしき文章を組み立てることができるので、わからない単語があると適当にその場しのぎで造語を作ってしまうこともしばしばです。

しかし、それが我々の成長を妨げてしまう場合も・・
上で述べた 「気をつけて!床滑るぞ!!」
この表現もいちいち文法どおりに当てはめて日本語から一語一語翻訳してたんじゃ間に合うはずがありません。知ってるかどうかが全てです。

ほとんどの場合その場で作り出した言葉など深い部分では理解のズレが生じるので、
おすすめできるものではありません。
場面にあった常に正しい表現を身につけることを意識しましょう。


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